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千夜一夜物語携帯版ログ跡地


本館がモロにWJサイトだった時期に
まあそのギャルゲーへの愛を語る場所が欲しかったのと
あと携帯版ユーザーがPC買ったら遊びに来てくれるといいなという希望から
2001年夏から冬までEXCITEさんの携帯全機種対応HPでサイトを開いていました。

しかしまあ・・・そのEXCITEさんのHPは完全に掲示板方式で
しかもビジーが多く折角書いてもビジーでログが流れる事度々で
嫌になって辞めてしまったのです(^_^;)。
今年になって再びAIR、ONE、KANONの詳細な感想を上げたいと思い
せっかくだから一年前の気持ちも残しておきたいなと思い
跡地のログをコピペしてここに残しておきます。
元は携帯版ですからその頃の雰囲気を残したいなと思うので壁紙はつけません。

良かったら暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。

しかし読み直してみると携帯版は字数制限があるから
私にしては無駄のない文章でそういう点では読みやすいですね(^_^;)。



(携帯版の詩・・・一作のみ 『スケッチブックの笑顔』 美坂栞の詩です。)


(携帯版レビュー)

『AIR』
全年齢(DC)版と通常版の違いも意識してます。


天で一人泣きつづける少女の悲しみの物語

誰かを大切で、だから離れてしまう。それでしか守れない切なさ、優しさ。それは観鈴、佳乃、神奈、本音を母に語らぬ美凪で。失う運命に立ち向かい失ってしまう切なさは往人(そら)、晴子、聖で。皮肉にも観鈴シナリオでは死の結末が運命の変化、希望と言う悲しさ。AIRは本当に悲しみの物語でした。でも愛した人を失う恐怖に震えず幸せに抱きしめられた事。晴子を失わず、海に行けた事、全て輪廻の変化・・・希望だから…次の観鈴の幸せを信じたいです。

神尾観鈴(Dream)

「往人さんがいいな。・・・往人さんがいてくれたら、誰もいらない。」

遠ざける事でしか大切な人を守れないという悲しい予感ゆえ一人でいるしかなかった少女が、それでも人を乞い(恋い)ずにはいられなかった物語。

DC版やってて感じたのは病み始めてからの観鈴の声が今にも消えてしまいそうに儚かったのがすっごく印象に残っています。本当に消えそうで・・・

「優しくてとても強い子だったのだから…だれにも甘えることなく、誰にも迷惑をかけることなく幻のように消えていく。」・・・佳乃の魔法、神奈の飛翔にも見られるAIRの基本を貫く優しさ。観鈴はそれを長い事ずっと続けてきた子で・・・それなのに往人さんと一緒にいたいといわずにはいられなかった想いってのはどれほどのものなのかなと思うと凄く切なかったです。

「俺はただ観鈴の笑顔を見ていたいだけだったんだ。」という往人さんの言葉には今回もメチャクチャ泣きました(T_T)。PC版でもバス停に行ってから泣きっぱなしだったのですがDC版もやっぱり駄目でした。隣にある笑顔を守りたい。そんなささやかな幸せを往人さんに往人さんの姿の時に守らせて上げたかったです・・・。そらだって守りきれたとは言い切れませんが・・・

で、追加CGは無し。でも観鈴のCG枚数は変わってないので否が応でもAIR編に期待高まりますvv


霧島佳乃

『魔法ってね、誰かを幸せにする為にあるんだよ。』

実は私Dreamの時点では彼女が一番好きでした(^^)。一番往人さんも恋人してカッコ良かったですvv。
で、そんな佳乃の言葉で一番印象に残ったのはこの台詞。・・・そして彼女は自分のその言葉を信じて、一番誰もが幸せになれない間違った選択肢を選んでしまった。・・・周りが余り大切だと、自分の価値を見失う事、ありますよね・・・。自分が往人さんや聖さんを大切なのと同じ位、皆佳乃が大切なのに・・・だけど佳乃は大切だからこそその価値の重さゆえに、命を失う事でしか守れないのだと思いつめてしまった。それが凄く、切なかったです。

しかし佳乃EDはホント幸せで良いですねvv。渡せなかった風船、成し得なかった後悔、母を知らない佳乃の為、頑張ってきた彼女の佳乃の言葉への嬉しさ・・・もう聖さんの様子と往人君の佳乃への想いに凄く幸せになれるホント素敵なラストでした♪

因みにどうなるか気になってた全年齢版ですが契りはCG化せず、直前まで描くという形で落ち着いていました。やっぱり死への羽ばたきを前にして最後の未練を断ち切り、死の後、空の少女を探せるのならその糧になる思い出を作りたい・・・という少女の最後の執着からの「私のこと、貰って欲しい」はやっぱり外せなかったんだなあと実感しました。佳乃イベントはAIR中最も私は契りの物語的意味を感じた物語ので全年齢版でも外さないで居てくれて本当に嬉しかったですvv



遠野美凪

『私、本当はずっと醒めない夢を見ていたかったんですよ』

だけどみちるの為に、母の為に、そして何より自分自身の為に夢から覚めることを選んだ少女。「みなぎ」であることを放棄した『みちる』は「みちる」に会う事で「みなぎ」になれた。自分の立ち位置の実感。人は誰かに見てもらわなければやっぱり生きてはいけないのだと思います。美凪にとってそれがみちるだったんでしょうね。みちるも本当に一生懸命美凪の為に頑張っててそれゆえにいえないことも沢山あって・・・

そういう同情ではない本当の意味での思いやりをとても感じさせた物語でした。そして多分ONEで完全否定された「永遠」と同じ状況を醒める事を覚悟した時点で意味のあるものと受け止めているのが酷く印象的でした。元々こういう愛惜の感情を否定するスタッフ達でないのは感じていましたが改めて嬉しかったです。

DC版は声付きでvvみちるの演技に泣かされましたvv良かったですvvで、問題の夢幻ENDですが・・・通常版と全然プレイ後の印象が違います。結構必見かもです。通常版はほぼバッドエンドみたいな印象がですが全年齢版は・・・ロマンチックで・・・それほどダークな雰囲気がありませんでした(^_^;)。私としては美凪の罰(別に悪い事をした訳ではないですけど・・・)の意識を感じた分正直通常版の方が良かったかな〜〜



Summer(神奈)

DC版の最大の魅力は裏葉かもしんない(^_^;)。

いや、声が・・・すっごく良かったんです・・・。PC版では神奈に泣かされましたがDC版は完全に裏葉に泣かされました(T_T)。柳也への気持ちも神奈への気持ちも切ないくらい伝わってくるんです(T_T)。ほんとに裏葉は神奈が好きだったんだなあって・・・(涙)。

「何が正しくて何が間違っているなんかわからない。守るべき少女を失った。俺にはただそれだけだった。」

って台詞が私はこのsummerの中で一番好きでした。朝廷の勝手さにはかなり腹が立ちましたがそれでも魔を封ずる為に命をかけた一部の事情を知らない僧達は決して間違ってはいないから・・・ただ認識と現実が悲しくて割り切れないくらい違うだけで・・・気持ちは純粋だから・・・SUMMERはこの現実がとても切なかったです・・・。

神奈の母上、神奈は又この物語の鍵である「愛しているから離れる事で守る」という行為を表した人だとしみじみ思います。神奈の母から神奈の飛翔まではこのAIRの中でも2番目か三番目に好きなところなので今回もメチャクチャ感動しました。後、柳也が神奈の誓いを思い出して叡山の僧に切られるところもすっごく好きです!!

さてさて次はAIRですか♪一番好きな章なので今から楽しみですvv

あ、そうそう追加CGですが神奈一枚、裏葉一枚です。此処まで見てて追加CGはKANONの方が効果的なとこに使ってた気がします。そういう点ではCG配置はAIRの方が完璧だった気がしますす。まあまだAIR残ってますが(^_^;)


神尾観鈴(AIR)

私頑張ってよかった。ゴールは幸せと一緒だったから・・・一人きりじゃ、無かったから。

やっぱり泣きました(T_T)。往人の思い、晴子の思い。・・・苦しいくらい愛された記憶・・・。観鈴は苦しんでも最後まで頑張って戦う事を選んだ。大切な人と一瞬でも多くの時を紡ぐ為に・・・。それはホントに幸せな事ですよね・・・。かつての観鈴達にと比べてなんてレベルじゃなくて・・・そこまで一緒にいたいと思える人と時間を過ごせる幸せなんてきっと何処にもない。殆どの人が知りたくても知れない幸せ。彼女にやり遂げさせた彼らの愛を思うと、観鈴のラストの台詞が心に染みてきます。

「この夏に、一生分の楽しさが詰まってた。」

観鈴が晴子の腕の中で逝く時もDC版はフルボイスの能力大発揮で晴子が「観鈴が一人じゃない生き方を教えてくれた」って言った時もうホントに涙が溢れて止まりませんでした。BGMの青空もホントPCゲーム当時から思ってましたけど絶対反則ですよ(^_^;)。もうゲームしてなくても音楽聞くどころか歌詞読むだけで私今でも涙滲んできますもの・・・。「沢山の思い出がある、他には何もいらない位」とか「誰よりも遠くにいってもここから又笑ってくれる?」「一番好きなあの人、笑ってる。」・・・この3フレーズは私的にもう絶対反則だと思います(笑)。それ位観鈴の気持ちを感じる詩でぴったりで・・・色んな事考えちゃいました。

結局AIRは悲しみの物語と同じくらい幸せの物語なんですね。悲しみと同じくらい、観鈴は絶対に幸せだった。愛した青年は死んでも時を越えて彼女の悲しみにたどり着く翼を携えてまで寄り添ってくれた・・・お母さんはやっと本との気持ちを教えてくれて、自分の命より観鈴の命、幸せが大事なんだっていってくれた・・・そこが少女がどうしてもいたい場所・・・歩けない足でたどり着いた場所。一生懸命生きたからこそ手に出来た幸せ。

DC版の追加画像はラストそらに語りかける晴子でした。すっごく優しい表情で・・・とても素敵でした。晴子はこれからも観鈴の思い出を抱きしめて幸せに生きてくれる。そう思わせる笑顔でした。

key様素敵な物語、本当に有り難うございました。次回作、期待していますvv



『KANON』

PCゲーからDCへ移植された有名作品『KANON』。
この話はとても優しい話です。大好きな人の為なら人は本当に強くも捨て身にもなれるんだなと実感しました。あゆの奇跡に対しては色々思いが皆様あると思いますが私はこの奇跡があるからこそKANONが好きです。栞や名雪の奇跡はどうしてもあゆの優しさに胸を打たれずにはいられませんでした。

現在通常版を(全年齢版は全クリア済)プレイ中。クリ後感想上げます

キャラ別感想

月宮あゆ

終わらない夢を見続けた少女。ONEでいう「永遠」に囚われていましたね。現実の拒絶と諦めきれない思い。・・・変な言い方だけど祐一君との幼い頃の別れが凄惨なものでなかったら彼女はこうならなかったんじゃないかなと思います。・・・あゆイベントはともかく他のキャラとのイベントを見てると彼女はあくまで「祐一君の幸せ」を一番に願っていた訳ですから・・・だから彼女の未練はしっかりと祐一君とお別れをする事だった気がします。

しかし中々碁石クッキーは衝撃ですね(^_^;)。私も時々はお菓子作りますがどんなに失敗してもそう簡単にはならんぞ、あゆあゆ(^_^;)。



・・・そうして月宮あゆ以後あまりにEXCITEのエラーのログ流れに
嫌気が差して挫折閉鎖しました(^_^;)


『ONE〜輝く季節へ〜』

大切なものを失ったら…人はどうなるんだろう。
…この大きな問題に真正面から向き合った作品ですね。ある意味KANONより優れてる所はその現実性だと思います。人は乗り越えなきゃいけない。奇跡が起こらない限りは…。そういう意味でとても勇気つける力がある作品だと思います。KANONが忘れた思い出に還る物語なら、ONEは忘れた思い出を乗り越える物語なんだと思います。

ONEのキャラ別感想はKANON、AIRが終わったら上げます(^_^;)。


・・・KANONに同じ(爆)エラーが多いのでやる気がなくなって
携帯版は閉鎖しました(^_^;)







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