スケッチブックの笑顔

ずっと諦めていました。
こうして
冬はあけるのだと
思っていました。

・・・とるにたらない身だからせめて何も言わずに
誰にも泣かないで・・・
好きだった雪になりたかった
・・・春の雪に。

でも・・・あの日、
舞い落ちる雪と笑い声に降られて
私は・・・知ってしまったんです。
私は笑いたかったんだって事・・・

取り繕う為の笑顔じゃなくて
・・・「私」らしく・・・
「私」を見てくれる人の前で
笑っていたかった・・・。


一人じゃ絶対出来なかった事
あの人が可能にしてくれた・・・。
笑いたくて
一筋の希望に縋って
本当に遠かった、あの学校の裏庭で再会して
子供みたい笑いあって
本当に好きになってた
大切な人。
いつのまにか
私の運命に巻き込まれたのに
どこまでも貴方は
私を受け入れてくれた・・・。私を赦してくれた・・・。

あなたの暖かい手で編んだストールに
包まれる事が出来なかったのは
ちょっと残念だけど
私・・・笑っていられましたよね?
最後まで笑えていましたよね・・・?


だから貴方の心の私が
貴方の傍らの私のように
ずっと笑えているように
・・・貴方の贈り物に、笑う私を残します・・・。

でも、もしも奇跡が起きたなら
・・・ずっとこれから
あなたの傍にいるだろうこの子に
やきもちをやきたいから
・・・破っても、いいですか?

そのかわり
奇跡が起こったら・・・
私、
毎日だって
一生だって
徹夜するぐらい
立派なお弁当
貴方のために
つくりますから・・・


(FIN)

・・・駄文
詩は苦手です・・・(-_-;)
一応祐一君の贈り物に自分の笑顔を残した時栞がどんな気持ちだったのかを考えて書いて見ました。
初めての詩は栞でした。
物語的には栞イベントが一番好きだし楽しかったですvv




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